編集者同士をつなげ、
編集者の可能性を広げたい!

皆さま、初めまして。
このメルマガは、編集者同士をつなぐ「入り口」として、
また編集者の新たな可能性を探るためにスタートしました。

日本には、全国に約10万人の編集者がいると言われています。
これだけの人数がいるにも関わらず、編集者が集まり、
新たな可能性を探る場が少ないと感じています。
編集者同士でも、活動している場所が違う編集者の存在や、その仕事内容を
知ることが難しいというのが実情です。
このメルマガを通して、
世の中に同じ情報を手にとる編集者の仲間がいることを知ってもらいたい、
そして、編集者同士がつながる接点やきっかけにしたいと考えています。

私たち、ポマーロという会社は、
「編集力を証明する」というミッションを掲げています。
“編集する”とは、
素材や情報を組み合わせていくなかで新たな価値をつくり、
「オリジナル」を生み出していくことだと考えています。

この10年間は、WEBを中心に数字結果が求められるコンテンツのニーズが高く、
それに追われる編集者も多かったと思います。
しかし、社会全体のデジタル化が進んだこの1、2年は、もっと密度の濃い、
ヒトやコミュニティ、オリジナリティを大切にした、コンテンツの需要が高まっています。

専門的で独自の視点や知識、ネットワークをもち、
言語化に長けた編集者は、
まさにこの社会にオリジナルなコンテンツを生み出す存在です。
世の中が、編集者を求めているといっても過言ではありません。

残念ながら、「編集=紙媒体」というイメージから活躍の場を紙や特定のメディアに限られ、
行き場に困る方もおられます。
このアンバランスな関係をなんとかしたい。
私たちは、編集力を紙媒体へのアウトプットではなく、
競争力あるものにどう変えていけるか、それを世の中に活かしていけるか、
このチャレンジし続けることが、編集力の証明につながると信じています。

長らくIT業界の仕事に従事してきた私にとって、
編集者は孤軍奮闘しているように感じます。
なぜなら、自分ひとりでコンテンツをつくるプロデューサーだから。
しかし、かつてのITベンチャー企業がそうであったように、
自分たちの知見や情報をオープンにし、
シェアする時代の転換期を迎えている必要性を、いままさに感じています。
2019年に発足した『JEL(ジャパン・エディターズ・ラボ)』の、
オフラインイベントでは、多くの編集者の方々の声を耳にしました。
「編集者同士がこんなに集まる場なんてなかった」、
「いろいろな編集者と知り合ったのは初めて」。
閉塞感のある編集業界の活性化のためには、
自分たちが大切にしてきた情報やネットワークを守ること以上に、
編集者同士でナレッジをシェアし、つながりを強めていく必要があります。

はじめにお伝えしたとおり、この“編集者向けのメルマガ”は、
編集者をつなぐための、入り口でしかありません。
メルマガで編集者に役立つ情報や新たな可能性を届けることで、
より濃い関係を築き、
横のつながりや一体感をつくれることを切に願っています。
同じ “仲間” として、ともに編集業界をつくっていくために、
編集者の新しい「出口」を見つけましょう。

Pomalo株式会社代表取締役
高橋崇之

Profile

たかはししゅうじ■2006年よりインターネット広告に関わった後に、国内外ファッションブランドや大手金融、出版など様々なデジタルプロジェクトを手掛ける。WEBマーケティング、EC、アプリ関連の事業会社を経て2016年にPomaloを創業。趣味はテニスと旅行。

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